
暑い季節や食後のデザートタイムに恋しくなる「ひんやりスイーツ&ドリンク」。
カフェやコンビニで何気なく選んでいる「ジェラート」や「ソルベ」、「パフェ」や「サンデー」ですが、「そういえば何が違うんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
名前や見た目が似ていても、使われる材料や食感、提供スタイルにはそれぞれ特徴があります。なかには、国や地域によって呼び方や定義が異なるものもあります。
今回は、意外と知らないひんやりスイーツ&ドリンクの違いを、4つのカテゴリーに分けてわかりやすく解説します。
【ひんやりアイス系】アイス・ジェラート・シャーベット・ソルベ・グラニテの違い

引用元:フォトAC
冷たくて甘いアイス系スイーツは、特に混同しやすいジャンルです。
乳成分の量や使われる材料、氷の粒の大きさなどに注目すると、それぞれの違いがわかりやすくなります。
アイスクリーム
日本では、アイスクリーム類のうち、乳固形分15.0%以上、うち乳脂肪分8.0%以上のものを「アイスクリーム」と表示できます。
これは、食品衛生法に基づく「乳及び乳製品の成分規格等に関する命令」などに定められた基準です。
乳成分が多く、濃厚なコクと滑らかな口溶けを楽しめるのが特徴です。
なお、乳固形分や乳脂肪分の量によって、「アイスミルク」や「ラクトアイス」などに分類されます。
ジェラート
ジェラートは、イタリア発祥の冷菓です。一般的にアイスクリームより乳脂肪分が控えめで、空気の含有量も少ないとされています。
そのため、密度のある口当たりになりやすく、ミルクや果物、ナッツなど素材の風味を感じやすいのが魅力です。
ただし、配合や製法は店舗や商品によって異なるため、すべてのジェラートが同じ食感や乳脂肪分になるわけではありません。
シャーベット
シャーベットは、果汁やピューレ、シロップなどをベースにした氷菓です。商品によっては、少量の乳成分や卵白などを加えることもあります。
日本では、果汁を使ったさっぱりした氷菓を広く「シャーベット」と呼ぶことが多いものの、国や地域によって定義や呼び方は異なります。
ソルベと似ていますが、乳成分を含むかどうかだけで、すべてを明確に区別できるわけではありません。
ソルベ
ソルベは、果汁やピューレ、シロップなどを凍らせて作る氷菓です。一般的には乳製品を使わず、果物の風味を生かした軽やかな味わいが特徴です。
ソルベはフランス菓子の一つとして発展した氷菓で、現在では果物の風味を生かした冷菓として親しまれています。
乳脂肪分を含まないものが多いため、食後のデザートや、肉料理・魚料理の合間の口直しとして提供されることもあります。
グラニテ
グラニテは、果汁やシロップなどを凍らせ、削ったり混ぜたりして作る氷菓です。ソルベよりも氷の粒が粗く、シャリシャリとした食感を楽しめます。
グラニテはシチリア発祥の氷菓で、粗い氷の粒によるシャリシャリとした食感が特徴です。
レモンや果物だけでなく、コーヒーやワインなどを使ったグラニテもあります。
フランス料理では、料理の合間の口直しとして提供されることもあります。
アイス系スイーツの違いまとめ
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種類 |
主な材料・基準 |
食感・味わい |
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アイスクリーム |
乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上 |
濃厚でクリーミー |
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ジェラート |
乳成分、果物、ナッツなど |
密度があり素材の風味を感じやすい |
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シャーベット |
果汁、ピューレ、シロップなど |
さっぱり。商品によって乳成分を含む |
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ソルベ |
果汁、ピューレ、シロップなど |
乳製品を使わないものが一般的で爽やか |
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グラニテ |
果汁、シロップ、コーヒーなど |
氷の粒が粗く、シャリシャリ |
【盛り付けスイーツ系】パフェ・パルフェ・サンデーの違い

引用元:フォトAC
アイスやフルーツ、生クリームなどを器に盛り付けたグラススイーツは、見た目の華やかさも魅力です。
「パフェ」「パルフェ」「サンデー」は名前が似ていますが、発展した国や盛り付け方に違いがあります。
パフェ
「パフェ」は、フランス語の「parfait(パルフェ)」に由来する言葉です。
日本では、背の高いグラスにアイス、フルーツ、生クリーム、ソース、シリアルなどを層状に重ねるスタイルへと独自に発展しました。
現在の日本のパフェには、店舗ごとの創意工夫が反映されており、季節の果物や地域の特産品を使った商品も多く見られます。
パルフェ
フランスの「パルフェ」は、卵黄や生クリームなどを使って作る冷製デザートです。
型に流して冷やし固め、皿に盛り付けてソースなどを添えるスタイルが基本とされます。
日本のパフェのように、背の高いグラスへ多くの具材を重ねるものとは、見た目や提供方法が異なります。
サンデー
サンデーは、アメリカで発展したアイスクリームデザートです。
名前の由来には、日曜日(Sunday)に特別なアイスクリームを販売したことにちなむという説があります。
浅めで口の広い器にアイスクリームを盛り、チョコレートソースやナッツ、ホイップクリームなどを添えるスタイルが一般的です。
日本のパフェと比べると、具材を何層にも重ねるというより、アイスクリームを中心にトッピングを加える点が特徴です。
違いのポイント
- パフェ:日本で独自に発展した、具材を層状に重ねる華やかなグラススイーツ
- パルフェ:フランス発祥の、卵や生クリームなどを冷やし固めた冷製デザート
- サンデー:アメリカで発展した、アイスクリームにソースなどを添えるデザート
【冷たいドリンク系】フラッペ・スムージー・シェイクの違い

引用元:フォトAC
夏場にゴクゴク飲みたい冷たいドリンク。
冷たいドリンクは、ベースとなる材料だけでなく、氷や素材をどのように扱うかによって口当たりが変わります。
フラッペ
フラッペは、フランス語の「frappé」に由来し、飲み物の文脈では「冷やした」「氷を使った」といった意味で使われます。
英語でも、クラッシュアイスや削った氷を使う飲み物、部分的に凍ったドリンクなどを指します。
日本のカフェやコンビニでは、コーヒー、ミルク、果汁、シロップなどのベースに氷を加え、砕いたりブレンドしたりするフローズンドリンクを指すことが多いものの、内容は店舗や商品によって異なります。
スムージー
スムージーは、果物や野菜をミキサーにかけて作る飲み物です。
冷凍した素材や氷、ヨーグルト、牛乳などを加えることもあります。
果肉や食物繊維を含んだ、とろみのある口当たりが特徴です。
ただし、材料や調理方法によって味わいや栄養価は変わるため、「どのスムージーでも栄養を十分に摂取できる」とは限りません。
シェイク
シェイクは、牛乳やアイスクリーム、シロップなどをミキサーで混ぜて作る、クリーミーなドリンクです。
日本で「シェイク」と呼ばれるものは、アイスクリームを使った濃厚で甘いタイプが多く見られます。
フラッペが氷を使ったフローズンドリンクとして提供されることが多いのに対し、シェイクは牛乳やアイスクリームを使ったクリーミーな飲み物です。
ただし、レシピによっては氷を加える場合もあります。
違いのポイント
- フラッペ:氷やクラッシュアイスを使ったフローズンドリンク
- スムージー:果物や野菜をミキサーにかけた、とろみのあるドリンク
- シェイク:牛乳やアイスクリームを混ぜた、クリーミーなドリンク
【コーヒー×ひんやりスイーツ系】アフォガート・コーヒーフロートの違い

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ほろ苦いコーヒーと甘いアイスを組み合わせたメニューにも、いくつかの種類があります。
アフォガートとコーヒーフロートは、使うコーヒーの温度や盛り付け方、主役となるものに違いがあります。
アフォガート
アフォガートは、イタリア語で「溺れた」を意味する言葉に由来するデザートです。冷たいバニラアイスやジェラートに、温かいエスプレッソなどを注いで味わいます。
温かいコーヒーによってアイスが少しずつ溶け、甘みと苦み、冷たさと温かさの対比を楽しめるのが特徴です。一般的にはアイスやジェラートを主役とするデザートですが、エスプレッソ以外のコーヒーを使うアレンジもあります。
コーヒーフロート
コーヒーフロートは、氷を入れたアイスコーヒーに、バニラアイスなどを浮かべたドリンクです。
コーヒーを飲み進めながら、アイスが少しずつ溶けていく味わいの変化を楽しめます。アフォガートと比べると、コーヒーを主役とする飲み物として提供されることが多いのが特徴です。
違いのポイント
- アフォガート:アイスやジェラートに温かいエスプレッソなどを注ぐデザート
- コーヒーフロート:アイスコーヒーにアイスを浮かべるドリンク
- 大きな違い:温かいコーヒーを注ぐか、冷たいコーヒーにアイスを浮かべるか
一見すると似ているひんやりスイーツやドリンクも、材料や食感、盛り付け方に注目すると、それぞれの違いが見えてきます。
- さっぱりした果実感を楽しみたいなら、ソルベやスムージー
- シャリシャリとした食感が好みなら、グラニテやフラッペ
- 濃厚な甘さを味わいたいなら、アイスクリームやシェイク
- 見た目の華やかさを楽しみたいなら、パフェ
- 甘みと苦みの対比を味わいたいなら、アフォガート
その日の気分や好みに合わせて、それぞれの違いを意識しながら、ひんやりスイーツやドリンクを選んでみてくださいね。


