奈良のスイーツ | しあわせのスイーツ~スイーツを紹介する情報サイト

東大寺大仏

奈良県は710年から784年まで日本の都が置かれた「古都」として、仏教文化や日本の伝統文化の礎を作った地です。東大寺・春日大社・法隆寺など世界遺産が集まり、国内外から年間1400万人以上の観光客が訪れます。奈良公園の鹿と並んで、参道や観光スポットで楽しめる和菓子やスイーツは旅の記憶を彩ります。歴史・文化に深い関心を持つ国内外の旅行者や、修学旅行生から年配層まで幅広い購入者に愛されるスイーツが揃っています。なかでも全国的に有名な奈良のおすすめスイーツをご紹介しましょう。

中西与三郎

季節の上生菓子

季節の上生菓子は、奈良の風情あるならまちに店をかまえる寧楽菓子司・中西与三郎がつくる、四季の移ろいを写しとった繊細な和菓子です。上生菓子は、練り切りやこなし、きんとんといった上質な生地を用い、餡を包んで一つひとつ手作業で仕上げる、和菓子のなかでも特に格調高い生菓子で、その時々の季節を表現した意匠が最大の魅力です。春には桜や梅、夏には清らかな水を思わせる涼菓、秋には紅葉や菊、冬には雪や椿など、移りゆく自然の情景を、やさしい色合いと繊細な造形で表しており、目で見て楽しみ、味わって二度うれしいお菓子となっています。厳選した素材からていねいに炊き上げた餡は、上品でくどさのないやさしい甘さに仕立てられ、口の中でなめらかにとろけていきます。抹茶や日本茶との相性も抜群で、茶席の菓子としても親しまれています。職人の手仕事と季節への繊細な感性が息づく一品で、日々のお茶うけはもちろん、来客のもてなしや季節のご挨拶、贈りものとしても喜ばれる、奈良ならではの味わい深い和菓子です。

本家菊屋

うぐいす餅 - 御城之口餅

粒餡をやわらかな餅で包み、きな粉をまぶした一口サイズの餅菓子で、奈良を代表する名物です。天正13年(1585年)、豊臣秀吉の弟・秀長が郡山城に入る際に伴った初代・菊屋治兵衛が、秀吉をもてなす茶会のために珍しい菓子を作るよう命じられ、この餅を献上したところ大変気に入られ「鶯餅」の銘を賜ったと伝わります。全国のうぐいす餅の原型とも言われる由緒ある一品です。

のちに店が郡山城の大門を出た町人街の一軒目にあったことから「城の口で売る餅」として「御城之口餅」と呼ばれるようになり、現在もその名で親しまれています。440年近く受け継がれてきた味は、子守歌にも歌われたといいます。

素材へのこだわりも際立ちます。餡には国産の最高級小豆、なかでも丹波大納言などの大粒だけを厳選し、粒の食感と上品な甘さを引き出しています。餅は近江産の餅米から自家で搗き、まぶすきな粉は国産青大豆製で、香ばしさが全体の味を引き締めます。

保存は涼しい場所が基本で、冷蔵庫に入れると餅が硬くなるため避けます。取り寄せの冷凍品は自然解凍でやわらかさが戻ります。近鉄郡山駅近くの本店や奈良市内、県内百貨店などで購入できます。

千壽庵吉宗

わらびもち

わらびもちは、奈良・東大寺の近くに本店を構える創業九十年の老舗和菓子店・菓匠千壽庵吉宗を代表する名物です。わらび餅は、わらびの根からとれるでんぷん「わらび粉」を水と砂糖でじっくりと練り上げ、冷やし固めてつくる和菓子で、千壽庵吉宗のわらびもちは、こだわりの製法によって生み出される、ぷるんとやわらかく、とろけるような独特の食感が最大の魅力です。透明感のある上品な生地に、香ばしいきな粉をたっぷりとまぶしていただくと、口の中でなめらかにほどけ、わらび特有のやさしい風味と、きな粉の香ばしさ、上品な甘さが一体となって広がります。甘さは控えめで後味もすっきりとしており、いくつでも食べたくなるようなやさしい味わいです。ひんやりと冷やせば、暑い季節にもうれしい涼やかな一品になります。素材と伝統の技を大切に、ていねいにつくられているのも安心です。日々のおやつやお茶うけとしてはもちろん、奈良の手みやげや、季節のご挨拶、贈りものとしても喜ばれ続けている、奈良ならではの味わい深い和菓子です。

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